「何でも屋」だった時代——ASP・動画配信の少人数チーム

ASPや動画配信を運営していた時期、数名のチームで開発から営業・資金繰りまでを兼務していた経験が、今の経営視点での技術判断につながっている話です。

執筆者
執筆者執筆者

運営者・AIエンジニア / IT歴36年以上

少人数のオフィスでそれぞれ違う作業をするチームの写真
何でも屋だった時代のイメージ

重要ポイント

  • 時期: 日本でのASP・動画配信運営期
  • 体制: 最盛期でも数名
  • 役割: 開発・インフラ・営業・資金繰りを兼務

Q. どんな体制で運営していたのですか?

A. チームの規模は最盛期でも数名程度でした。私自身も、開発とインフラという本来の技術領域に加えて、事業の立ち上げ初期には営業や資金繰りにまで関わる、いわゆる「何でも屋」に近い立場で動いていました。

Q. なぜそこまで幅広く関わる必要があったのですか?

A. 小さなチームでは、誰か一人が自分の専門領域だけに閉じこもっていると、事業全体が前に進みません。技術のことも、お金のことも、お客様との関係のことも、ある程度は横断的に見えている必要がありました。

Q. 技術以外の領域に関わることで、技術者としてのプラスになったことはありますか?

A. 大いにありました。資金繰りを意識すると、機能追加の優先順位が「技術的に面白いか」ではなく「事業を存続させるために必要か」で決まるようになります。営業の現場を知ると、お客様が本当に困っていることと、こちらが作りたい機能とのずれにも気づきやすくなります。

Q. その経験は今も活きていますか?

A. 活きています。人が増えてからは技術の領域に専念するようになりましたが、経営全体を見渡しながら技術の判断をする視点は、この時期の経験がもとになっています。

Q. 経営者に技術以外の視点を持ってほしいとき、どう伝えていますか?

A. 技術の話をするときも、必ず「これは売上や資金繰りにどうつながるか」を一緒に確認するようにしています。技術者が経営視点を持つのと同じくらい、経営者が技術の勘所を持つことも、事業を前に進める力になります。

運営者メモ

中小企業やスタートアップのCTO代行という役割は、まさにこの「技術だけを見ない」視点が求められる仕事だと考えています。

技術者としてのキャリアを、技術だけに閉じて考えていたら、この視点は身につかなかったと思います。少人数で何でもやらざるを得なかった時期こそ、今の仕事の土台になっています。

技術だけに閉じない視点は、意識して身につけるものではなく、小さなチームで何でもやらざるを得ない経験の中で自然と育つものだと感じています。

この記事を書いた人

執筆者
執筆者

運営者 / AIエンジニア(IT歴36年以上)

  • IT歴36年以上
  • IBM認定 生成AIエンジニア
  • 神田昌典氏 認定ライセンシー
  • 中小企業・スタートアップのCTO代行・技術顧問

IT歴36年以上の運営者です。長年の実務経験と最新の生成AIを掛け合わせ、中小企業・スタートアップが技術の意思決定に自信を持てるよう、現場目線で記事を書いています。

AI導入の無料相談

御社の課題をお聞きし、最適なAI導入プランをご提案します。

無料相談を予約する(0円・30分)