面談だけで採用して分かった、実技試験の必要性
面談の印象だけで採用し、実務水準に届いていなかった失敗から、必ず実技課題を課す運用に変えた経験です。

重要ポイント
- 失敗: 面談重視・技術試験を軽視した採用
- 対応: 必ず実技課題を出す運用に変更
- 見極めの基準: 「過去の失敗」を具体的に語れるかどうか
Q. どんな採用の失敗があったのですか?
A. 面談での受け答えが非常に良かったために、技術試験を軽く見て採用を決めてしまったことがあります。しかし実際に業務に入ってもらうと、求めていた実務の水準にはまだ届いていませんでした。話す力と実際に手を動かして作る力は、別のものだと痛感した経験です。
Q. なぜ、面談だけでは見抜けなかったのですか?
A. 面談は、事前に準備できる受け答えの巧拙が出やすい場です。特にコミュニケーション能力が高い人ほど、実力以上に良く見えてしまうことがあります。悪意があるわけではなく、本人も「できるつもり」でいることが多いのが厄介な点です。
Q. それ以降、何を変えましたか?
A. どんなに面談の印象が良くても、必ず簡単な実技の課題を出すようにしています。実際にコードを書いてもらう、あるいは簡単な設計をしてもらうことで、面談だけでは見えなかった実力が明らかになります。
Q. 逆に、良い候補者を見抜けた基準はありますか?
A. 「過去に自分が失敗したプロジェクト」を具体的に、恥じることなく話せる候補者は、総じて実務の力が高い傾向がありました。失敗を隠さず言語化できるということは、その経験から実際に学んでいる証拠だと考えています。
Q. 実技課題は、どんな内容にしているのですか?
A. 職種や案件の内容に応じて変えていますが、共通しているのは「短時間で終わる」「実務に近い」という2点です。長すぎる課題は候補者の負担が大きく辞退にもつながるため、規模を絞って本質を見る形にしています。
運営者メモ
成功体験だけを語る候補者よりも、何がうまくいかず、そこから何を学んだかを言語化できる人のほうが、現場で信頼できる仕事をしてくれることが多いというのが実感です。
採用の失敗は、採用した本人だけでなく、既存のチームやプロジェクト全体に影響します。だからこそ、面談の「印象」に頼らない、客観的な確認の工程を必ず挟むようにしています。
実技課題と失敗談へのヒアリングは、いずれも短時間で済む割に、面談だけでは分からない実力を高い精度で見抜けます。

